インフルエンザには、3種類あり、このうち毎年秋から春先にかけて流行するのがA型とB型です。
インフルエンザA型とB型インフルエンザはウイルス性の感染症ということと、感染経路は同じですが、症状も若干異なります。
B型インフルエンザの感染経路と潜伏期間
B型インフルエンザもA型と同じように空気や飛沫、接触にて感染します。
潜伏期間は2日程度で、いきなり高熱が出ることは少なく微熱程度から始まることがあります。
B型インフルエンザが流行する時期
その後、鼻水が出て、胃が痛くなったり下痢を起こしたりします。
B型インフルエンザの場合、例年だとA型インフルエンザが治まる2月~3月上旬に流行しますが、近年では秋からA型と並行して流行し、期間も4月上旬と温かくなってからも感染してしまう場合があります。
いくら予防接種を受けていても4月ごろになると効果は薄れてしまうので、流行するきっかけとなってしまいます。
B型インフルエンザの特徴
また、B型インフルエンザの場合、リレンザやイナビル、タミフルといった抗インフルエンザ薬を服用してもなかなか熱が下がらないのも特徴の一つです。
高熱になることは少なくてもいつまでも熱が高いので、体力を消耗しやすくなります。特に子供の場合は、脱水症状を起こしやすいので、水分補給を行うように心がけます。
合併症の危険性
合併症に関してはA型と同じようにインフルエンザ脳症や脳炎、肺炎、気管支炎、中耳炎が起こります。
頻度は低いものの、全くないわけではないので十分に注意をするようにしましょう。
抗インフルエンザ薬の副作用
また、リレンザやタミフルを使用している間は、子供の場合、異常行動を起こすことがあります。
異常行動には高いところからの飛び降り、飛び出し、奇声を発するということが起こります。
高熱が出ている期間に起こることが多いですが、念のため目を離さないようにし、鍵が簡単に開かないように十分に注意しましょう。
B型インフルエンザの注意点
インフルエンザウイルスは大変感染力が強く、家族や友達に感染している人がいると、1日をまたずして症状が現れてきます。
流行時期には人の集まるところにいかない、マスクを着用するといったことが大切になりますが、並行して予防接種を受けておくと感染した場合でも症状が軽くすることが多いです。
なお、予防接種には、A型とB型のものがそれぞれ2種類ずつ入っています。B型はウイルス株が2種類であるので予防接種を受けると感染するリスクが低くなります。
A型インフルエンザのようにいきなり高熱が出ることが少ないので、通常の風邪と間違えないようにすることも大切です。