要注意!スマホの使い過ぎで起こる体の不調

要注意!スマホの使い過ぎで起こる体の不調

いつでもどこでもスマホを触っている

「最近の若者はいつでもどこでもスマホを触っているなあ」とよく言われます。人とぶつかったり、スマホを見ながら自転車を運転していて重大な事故になったり、というケースもあります。

しかしこのような事故だけではなく、スマホの使い過ぎは身体をも蝕んでいることには、多くの人が無神経なようです。

使い過ぎは身体に良くないことを漠然とわかっていても、具体的なことは知らない人も多いでしょう。

どのような弊害があるのか、以下はほんの1つの例です。

まだ20歳代前半なのに老眼なんですか?

23歳の男の子が眼科で「老眼ですね」と言われました。
老眼と言えば、通常は40歳くらいから徐々に進んでいく目の不調なのに、23歳で老眼はあり得ないと大半の人が思うでしょう。

しかし、スマホの使い過ぎによる「スマホ老眼」と言う老眼が増えているのです。

20歳代30歳代で老眼と言われた人は2012年は0.5%だったのが、2013年は6.3%と急増しています。

これはいったいどういう事なのでしょうか。
スマホ老眼とは、どういうものなのでしょうか。

走り続けられない様に、目も疲れます

スマホを使い過ぎると、目のピントを合わせる調整機能が低下して老眼と同様の不調が出てきます。
朝起きた時は大丈夫だったのに、いつでもどこでも一日中スマホを見ていると、使い過ぎた目のピント調節機能が悲鳴をあげます。

次第に目のピントが合わなくなってきます。少しスマホを手元から離したほうが方が見やすいという、老眼と同じ不調が起きます。

走り続けることができない様に、目も使い続けることはできないためです。

毛様体筋の筋肉疲労が原因です。

目にはカメラのレンズの役割をする水晶体があります。この水晶体には毛様体筋がくっついていて、毛様体筋が伸縮することでレンズの厚さを調節してピントを合わせています。

一日中スマホを見ていると、毛様体筋が酷使されて筋肉疲労を起こし、ピントが合いにくいという目の不調を感じるようになります。

走り続けることができないのと同様に、スマホを使い過ぎて目を酷使すると不調が起きるのは、当然と言えるでしょう。

20-20-20でスマホ老眼を予防しよう

スマホを使う時には、時々目を休めることが大切です。
目を休める方法として、20-20-20と言う方法があります。

20分ごとに20フィート(約6m)離れたところを20秒間見る、というやり方です。

ついつい夢中になって気がつけば1時間も2時間も使い続けているという事も少なくないようですが、アラーム機能を利用するなどして、上手にスマホを使ってください。

20歳代で老眼になったことをお爺ちゃんやお婆ちゃんが聞いたら、きっと泣いてしまうでしょうから。

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