唇や性器にできるヘルペスってどんな病気?
体調が悪い時等、気づくと唇に水ぶくれができているって経験ありませんか?
これはヘルペスウイルスが原因です。
主なウイルスは2種類あり、口唇ヘルペスの原因となるのが単純ヘルペスウイルスⅠ型で日本人の70~80%の人が感染していると言われています。
もう一つが単純ヘルペスウイルスⅡ型で、これは性器周辺にできるヘルペスの原因となり、2~10%の人が感染していると言われています。ヘルペスは唇だけでなく、性器にもできるのです。
ヘルペスってどうしてできるの?
多くの人が感染しているヘルペスウイルスですが、感染しているからと言って必ず症状が出るものではありません。
風邪をひいて体調が悪かったり、疲れが溜まっている時など、体の中の抵抗力が弱くなっている時に、いつもは抑えられているウイルスが悪さをし、唇や性器周辺に水ぶくれができ、痛がゆい状態が続きます。
時間がたつと水ぶくれが破れてかさぶたになり、1~2週間ほどで治ります。ただし、性器ヘルペスは繰り返すことが多く、再発に悩まされている人もいます。
早く治すためにはどうすればよいのか。
1~2週間すれば自然に治りますが、唇にできると人と会う時に気になるという人もいると思います。
また、かゆくてかいてしまい、治りが遅くなる場合もあります。早く治すためには、症状に気づいた時点で受診することで、すぐに飲み薬や軟膏を処方してもらえます。
早い人であれば薬を飲んですぐに効果を感じることができます。また抵抗力や体力が落ちている時期なので、規則正しい生活やバランスの良い食事を意識することで、早く治すことができます。
再発予防のためにできることって何がある?
治すのに1~2週間かかるヘルペスウイルス。ウイルスそのものを体から排除することは、今の医学ではできません。
大切なことは、抵抗力や体力を落とさないようにすることです。
そのためにも普段から規則正しい生活やバランスの良い食事を心がけ、ストレスを溜めないようにしましょう。
ただし、性器ヘルペスは再発を繰り返すことが多いため、医師が認めれば予防として飲み薬を飲むことができます。
繰り返す再発で悩んでいる人は医師に相談してみましょう。
ヘルペスを知って早く治す。予防する。
ヘルペスは多くの人が経験したことがある病気で、多くの人がウイルスを持っています。
しかし、ウイルスのことや、自分の体調を知ることで、症状が出るのを防ぐことができます。
また再発予防の為に薬を飲むこともできます。そして、症状に気づいた時点で病院に行けば早く治すこともできます。
まずは、ヘルペスのことや自分はどんな時に症状が出やすいのかを知ることで、ヘルペスウイルスと上手に付き合っていけるでしょう。