便秘解消には筋肉の働きが重要になる
便秘になってしまうのには、腸内細菌のバランスが崩れることや水分不足、食物繊維の摂取不足など様々な原因が考えられますが、その他にも筋肉の働きが関わっていることがあります。
これは腸には問題がなくても、便を押し出すための筋肉が弱っていることで便秘が起きてしまいます。
便秘解消にはただ腹筋を鍛えるのが効果的ではなく、必要な筋肉を動かすことが必要になります。
今回はその鍛え方を紹介します。
便秘解消には腸を動かすことが大切
便秘解消には腸を動かすことが大切になりますが、そのためには腸の近くにある筋肉の動きを活発にすることが必要になります。
大腸の近くには大腰筋と腸骨筋があり、この二つは腸腰筋と呼ばれ大腸の背中側に位置します。
この二つの鍛え方は股関節を動かして、伸ばしたり縮めたりすることで柔らかくすることになります。
筋肉の柔軟性を高めることで動きやすくなり、腸を刺激し便秘解消に効果を発揮することができます。
便秘解消には便を押し出す筋肉も大切
便秘解消には便を押し出す力も必要になるのですが、そこで必要なのがお腹の前面にある腹筋です。
こちらを鍛えることで腹圧がかけられるようになるのですが、鍛え方を激しくしてしまうと逆効果になってしまいます。
腹筋を鍛えすぎると、腹筋が硬くなり腸が動きにくくなってしまい便秘解消どころか悪化してしまうこともあります。
また便を押し出すのに、出口付近に位置し下から腸を支える骨盤底筋も必要になります。”
便秘解消に役立つ筋肉の鍛え方とは
腸腰筋と腹筋、骨盤底筋の鍛え方はそれぞれ異なるのですが、一度にすべての筋肉を鍛えることができる運動にウォーキングがあります。
効果的なウォーキングのやり方があり、歩くときにはできるだけ骨盤を動かすようにすることです。そのためには脚を高く上げるようにし、股関節を意識して曲げるようにします。
また股関節を意識して脚を上げる時には腹筋を使うようにし、太ももの前面と腹筋がくっつくような感覚で行うと効果的です。
筋肉の柔軟性を高めることも重要
便秘解消には適度な運動によって鍛えることも重要ですが、硬くなった筋肉を柔らかくすることも大切です。
ストレッチはゆっくり筋肉を伸ばしたり縮めたりできるので、ウォーキングと組み合わせることでさらに便秘解消に効果があります。
過度な鍛え方では腸の動きを制限してしまう可能性もあるので、血行がよくなるのを感じる程度でやめておく必要があります。
また運動は便意を感じたらすぐにトイレに行ける環境で行うようにしましょう。