「爪水虫」は、正式には「爪白癬」と呼ばれ、水虫の菌が爪の中に入ってしまう病気です。
爪水虫(爪白癬)の症状とは?
その症状としては、爪が皮膚の中にめりこんでしまい、爪を切ることができなくなってしまうようなことも多いと言えます。
また、症状として爪が皮膚の中にめりこんでしまうところまではいっていない場合には、爪の先をこすると滓のようなものが出てきて、臭い匂いがすることが多いです。
本当に「爪水虫」にかかっているかどうかを確かめるには、皮膚科のお医者さんに診てもらって、爪の先をやすりのようなものでこすってもらい、その滓を顕微鏡で観察してもらうことになります。
だいたい10分くらいでできる検査ですので、気になる人は皮膚科のお医者さんに頼んでみるとよいでしょう。
それから、症状としては、かゆみを伴わないこともありますので、全然実害がないということで放っておくこともできますが、そうすると症状がどんどん進行してしまう可能性もありますので注意が必要です。
爪水虫(爪白癬)の治療方法は?
治療方法としては、皮膚科のお医者さんに診てもらって、塗り薬を頂き、毎日患部にクリームを塗っていくというのが一般的です。
クリームを塗るタイミングとしては、お風呂に入った後など、患部が清潔な状態になったところで塗るようにするのが効果的です。
また、「爪水虫」がかなりの重症となってしまった場合には、飲み薬を処方されることもあります。
それから、足の裏がカサカサとしているとか、爪の形が悪くなっているという場合には、水虫ではない可能性もあります。
このような場合には、皮膚の角質が荒れるのを防ぐために、軟膏を処方されることもあります。
特に、冬の乾燥した時期には、足の裏がカサカサと荒れてくる場合がありますので、水虫との見分けがつきにくくなる傾向があります。
爪水虫(爪白癬)が治ったと判断するには?
それでは、このような治療を行っていて、どのような状態になったら完治したことになるのかという点ですが、そのためには、また爪の先をやすりのようなものでこすってもらい、その滓を顕微鏡で観察してもらうことになります。
そして、その結果として水虫の菌が見つからなければ、完治したことになるという訳です。
それでは、どのような人が「爪水虫」になりやすいのかと言いますと、公衆浴場やフィットネス・クラブなど、不特定多数の人が利用するお風呂などを利用する機会が多い方の場合には、水虫の菌に感染してしまう可能性が高くなりますので、注意をする必要があると言えるでしょう。