口臭が気になる人に知ってほしい口臭の種類・原因・対策

食後の口臭

電車で隣に座った人の口臭に、思わず席を立ったことってないですか?

あるいは、自分の口臭を気にして、人前で口を押さえないと話ができない人もいます。

最近ではドラッグストアやネット通販では口臭対策製品がたくさん売られています。それほど、皆さんが口臭のことを気にしている証拠です。

口臭には様々な原因があり、それぞれに応じて対処法も異なります。
それでは詳しくご説明しましょう。

口臭のタイプと臭い

口臭は

  • 生理的口臭
  • 心因的口臭
  • 病的口臭

に分けられます。

また、臭いもさまざまで

  • 生臭い
  • ドブ臭い
  • うんこ臭い

と強烈なものです。

生理的口臭

口の中には、常に千億以上の細菌が住んでいます。食べものを食べると食品中の成分でニオイ成分が作られます。体が健康なら口臭は気にはなりませんが、口の中の状態次第では、口臭となることもあります。

生理的口臭とは、「寝起き」「空腹時」「食後」に起こる、人間が暮らしている中で当たり前に出る口臭です。

寝起き

寝起きの口臭

起きてすぐの時って、口の中がネバついていませんか?寝ている間は、唾液の分泌が少ないので、残っていた汚れで細菌が繁殖し、ニオイ成分が作られます。起きてすぐは、口が臭く感じますよね?

昼間は唾液もたくさん分泌され、口の中の細菌は洗い流されるから比較的口臭がしません。

起きてすぐの口臭は、起きて活動したり、朝食をとったり、歯を磨いたりすると気にならなくなります。

空腹時

空腹時の口臭

お腹が空いている時も口臭が気になります。それにも唾液の分泌量が関係しています。食事中は唾液がたくさん出て、細菌も飲み込まれます。

食後から時間が経つと唾液の分泌量が少なくなり、口の中がアルカリ性になります。口の中がアルカリ性に傾くと、口臭がします。

この場合も、次に食事を摂れば、口の中が酸性にかわり、口臭が解消します。

食後

食後の口臭

強いニオイの食品を食べると、口臭がします。ニンニクには、口臭と同じ成分が含まれているため、特にきつい口臭になります。

食後の口臭は、口をゆすいだり、ガムや飴でずいぶん軽減されます。焼肉屋さんで帰る際にガムをくれるのはそのためです。

食後、時間が経った後でも臭うのは、消化吸収されたニオイ成分が、息や尿、汗などから発散されるからです。

これを予防するには、ニオイ成分の吸収を抑えるポリフェノールが効きます。具体的には、マテ茶やルイボスティなどに多く含まれています。緑茶もいいですよ。

心因性の口臭

ストレス・心配事などでの口臭

疲れがたまっている時にも口臭が強くなります。そのほか、ストレスや緊張なども原因になります。

これまた唾液の分泌量と関係があるのですが、緊張やストレスと関係する自律神経は、唾液の分泌量をコントロールしています。緊張すると、口の中がカラカラになるのはそのためです。

疲労やストレス、緊張が原因の口臭なら、リラックスして体や心を休めてあげましょう。

病的な口臭

病気が原因の口臭

 

文字通り、口臭の原因が病気であるものです。病気といっても、口の中の病気か、体のどこかの病気と考えられます。

口の中の病気なら、歯周病や歯槽膿漏、虫歯などです。これらは、歯科医を受診しましょう。治療でそれらの病気が治れば、口臭も解消できます。

一方、体の病気では、胃腸、呼吸器、鼻や喉の病気が関係します。自覚症状があれば、担当科を受診しましょう。

口臭予防と口臭ケア

口臭予防と口臭ケア

いろいろケアしてみたけれど、口臭がずっと続いている場合、やはり何らかの病気が原因の可能性があります。

歯周病や歯槽膿漏などの口の病気だけでなく、鼻の炎症、胃腸系の病気も考えられます。

自分では原因がわからないなら、口臭外来で相談するのもいいでしょう。

 

また、最近では口臭ケア商品もたくさん発売されています。

  • 病院に行くのはちょっと・・・
  • 自分でケアしたい

といった方は試してみてもよいでしょう。

しかし、コンビニや薬局で売られているものは気休め程度のものも多く、本気で口臭ケアしたいのであれば下記のような専門的な商品がおすすめです。

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