食事以外で腸の悩みを解消してみよう
腸の悩みといえば便秘があげられます。食物繊維をたくさん取ることで腸が刺激されて便通が良くなるとされますが、腸ヨガで身体を動かすと、食事ばかりに頼らない便秘対策ができます。
腸が健康になり、便通の他、肌荒れや肥満などの予防にもなりますので、有効な手段だといえます。
腸ヨガでお腹の内側から元気を取り戻してあげると、毎日の生活が生き生きとしてきます。内側からの自然治癒力を高めるためにも、腸ヨガにチャレンジしましょう。
腸ヨガを行うときのポイントは呼吸
腸ヨガを実践する際には呼吸を意識しましょう。吸うときより吐くときに重点をおきます。とはいえ、力んでしまっては効果が弱まりますので、リラックスした状態で行ってください。
お腹の内側から息を吐き切ることで、自律神経が整えられ、腸に良い効果をもたらしてくれます。
激しい動きをする必要はありません。
身体の内側に少しずつ響かせるように、ゆったりとした動作で実践します。朝と夜の1日2回行うのが理想的です。
朝に腸を活性化するおすすめのポーズ
朝は身体の内側から腸に活力を与えるためにも、交感神経を高めやすい腸ヨガのポーズが適しています。
横向きに寝て脚を上げていくマーメイドのポーズや、座った姿勢で片膝を立て、身体を捻っていくヨットのポーズがやりやすいでしょう。
マーメイドのポーズはウエストやお尻周辺の筋肉に刺激を与え、ヨットのポーズは腰を捻る動作が腸の活発な動きを促します。
それぞれのポーズは姿勢を維持したまま、5回呼吸するのがコツです。
夜ならリラックスできるポーズが最適
夜は快眠を得るためにも、副交感神経を優位にするポーズがおすすめです。
猫のポーズは背中から腰にかけて、気持ちよく伸ばすことができます。
四つん這いになった姿勢からお尻をやや後ろに移動し、腕を前方に伸ばして頭を下げたまま、5回呼吸します。猫背の人にもおすすめのポーズで、腸の位置を調整する効果があります。
もう一つのバッタのポーズは、うつ伏せの姿勢から両脚と頭を持ち上げるようにします。腕の力を使わずに持ち上げるのがコツです。
決して無理をせず毎日行うのが理想
一生懸命に腸ヨガに取り組めば良い効果をもたらしてくれるものの、それがストレスになってはかえって腸内環境の悪化を招いてしまいます。
ゆったりとした状態で毎日継続するのが理想的なやり方です。呼吸法を守りつつ、1回2分くらいの実施時間で十分です。
便秘がすぐに解消されなくても、焦る必要はありません。それよりものんびりと継続して、腸ヨガを楽しんでください。そのうちに腸の調子が良くなり、健康効果が発揮されることでしょう。