妊娠中にかかりやすい病気とその予防法

妊娠中にかかりやすい病気とその予防法

妊娠中の女性はとてもデリケート

妊娠中の女性というのはいつもよりもとてもデリケートです。お腹の中で赤ちゃんを育てているため、様々な免疫力が低下している期間です。

また妊娠中だからこそ活発に分泌されるホルモンもあるため、ホルモンバランスも崩れやすく体だけではなく精神的にも不安定になりやすいのが特徴です。

これは妊娠した女性であれば誰もが経験することであり、しかたがないことなのですが、このデリケートな時期だからこそしっかり体を労わってあげる必要があるのです。

妊娠中はなぜ病気にかかりやすいのか

妊娠中は体の免疫力が低下しているため、様々な病気にかかりやすい傾向にあります。つわりによる体力の低下・免疫の低下、中期以降の肺活量や心肺機能の低下などが主に体が弱る原因です。

風邪をひいたからと言ってむやみに薬を飲むこともできません。

もちろん風邪だけではなく、怖いのは様々な感染症です。
妊娠中にかかった病気は母体に影響があるだけではなく、お腹の中の赤ちゃんにも影響を及ぼす可能性が非常に高いのです。

妊娠中にかかりやすい病気とは?

妊娠中にかかりやすい病気としてあげられるものは数多くあります。まずは「風疹・麻疹・水ぼうそう」です。

この3種類は一度かかったことがある人や予防接種を行っている人はほとんど心配はいらないのですが、予防接種をしていない、予防接種しても抗体が作られていないなどの状態だと非常に危険です。

胎児にも影響する可能性が高く、また妊娠中は予防接種が受けられないため注意が必要です。

その他リステリアやトキソプラズマなど、身近な感染症もあります。

妊娠中にできる病気の予防法について

まずはどのような病気があるのかを知ることです。
自分は予防接種を受けているのか、現在かかっている病気はないかを知ることが必要です。

そしてどんな病気にも共通する予防法としてはうがい・手洗いをこまめに行う。マスクをする。
生活環境を清潔に保つなど、身近なことが一番大切な予防法となるのです。

それぞれの病気に特徴があり予防法も違うため、それぞれに合った予防法をきちんと行うよう心がけることも大切です。

赤ちゃんのためにも自分の体を大切に

妊娠した女性というのは、お腹の中で別の命を育てることになります。

約10ヵ月を赤ちゃんとともに過ごすのですから、自分の体だけではないのだということを自覚することが大切です。

もちろんそれは自分だけではなく、家族や職場など、周りの人々も気を付けなければならないことです。

お腹の中の赤ちゃんを大きく育て元気にうむためにも、赤ちゃんを含め自分の体を大切にし、病気にかからないよう気を付けましょう。

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