いびきがひどいのは「無呼吸症候群」の疑いがあります

いびきがひどいのは「無呼吸症候群」の疑いがあります

いびきをかきやすい人の特徴とは

いびきは比較的男性に多くみられますが、いびきをかきやすい人の特徴のひとつとして挙げられるのは肥満体型であるということです。

やせ型の人にもいびきをかく人はいますが、太っている人は脂肪によって呼吸器を圧迫するため、寝ている姿勢で気道が狭くなってしまうことが原因となるのです。

疲れたときにいびきがでてしまう場合もあります。気道周辺の筋肉が緩んでしまっている状態なのですが、これはアルコールを摂取した際にもみられる現象です。

いびきをかかなくするためにできること

いびきは正常な呼吸をするための気道が狭くなってしまうことが原因でおこることがわかっています。

いびきをかきやすくする条件を減らすために、肥満体質を解消するための食生活の見直しや運動、寝る前のアルコール摂取、疲れやストレスをためすぎないように気を付けることは効果が期待できます。

あおむけでは気道がふさがりやすいため、横を向いて枕を少し高くした姿勢をキープすることも有効です。

ひどいいびきは無呼吸症候群の疑い

いびきの音量は人によって違いますが、騒音レベルになってくると寝ているつもりの本人さえ、質の良い睡眠がとれていない状態になります。

長時間眠ったのに朝スッキリ起きることができなかったり、疲れが抜けないと感じる場合はしっかりとした睡眠がとれていない可能性があります。

いびきがひどくなると、呼吸が止まってしまうことがあります。いびきをかいていた人が突然何も音を発しなくなってしまい、数秒後再びいびきが始まるときは無呼吸症候群の疑いが考えられます。

無呼吸症候群かどうかを調べる方法

無呼吸症候群については本人がまったく気が付いていないケースもあります。

いびきをかいていることや呼吸が止まった状態においても無意識であることは睡眠中のことですから致し方ありません。

同居の方がいる場合は自分がいびきをかいているか聞いてみることができますが、
ひとりで眠っている方にもいびきの有無や無呼吸症候群の疑いを確認する方法があります。

最近ではいびきを確認するためのスマートフォンアプリも登場しています。

無呼吸症候群は死の危険性があります

たかがいびきと思われがちですが、無呼吸症候群の疑いを感じた場合はすぐに専門医を受診しましょう。

いびきが原因で寝室をひとりで使っている方も少なくありませんが、できれば無呼吸症候群が発症したときに気が付いてくれる人がいた方が安心です。

疑いがある状態ではなかなか受診する気にはなれないという方も多いものですが、家族のためにも治療に取り組む一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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