自律神経にも影響する女性ホルモンバランス
女性ホルモンには2種類があり、それらがバランスよく分泌されています。そのバランスが崩れると、自律神経失調症を招くこともあります。自律神経が乱れると、さまざまな不定愁訴が引き起こされます。
めまいやふらつき、頭痛、動悸、息切れ、不眠、倦怠感、手足の冷え、発汗、のぼせなどが起こりやすくなり、生理不順にもなりがちです。
逆に自律神経の乱れから、ホルモンのバランスが崩れることもあります。両者は表裏一体なのです。
大事な女性ホルモン、エストロゲン
女性ホルモンには2種類あり、互いにバランスを取り合って、女性の生理周期を形づくっています。
女性は健やかで安らかに過ごすのも大事ですが、我が子を守るためにナーバスにならなければならないこともあります。
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、女性の健康を保ち、精神を安定させ、美容をもたらすホルモンです。
もうひとつのほうは、ナーバスにさせる働きがあります。エストロゲンが減ると、不定愁訴が起こりやすくなります。
女性ホルモンのバランスがあってこそ
エストロゲンだけあったほうがいいような気もしますが、2つの女性ホルモンのバランスによって、生理周期が形成されるわけですから、両方が正常に出続けないと、生理が止まってしまうこともあります。
それは本来の状況とは違うので、好ましいことではありません。
生理が毎月あるというのが理想のバランスです。
加齢によって、いずれ女性ホルモンはほとんど出なくなります。
それまでは体内に満たしておくことです。
女性ホルモンの異常や減少で起こる不調
若い頃にこのバランスの崩れで起こる身体の不調は、更年期障害の症状と似ています。
更年期に不定愁訴として起こりがちなのが、めまいやふらつき、頭痛、動悸、息切れなどです。
不眠に悩むこともありますし、倦怠感に見舞われたり、手足が冷えたり、異常に発汗したりのぼせたりすることもあります。
生き生きと活動するのが難しい状況になりますので、病気というわけでなくても、なるべくなら避けたいところです。
生き生きした毎日を送るためには
女性が生き生きと活動的に毎日を送るためには、このバランスを崩さないことが大事です。加齢によって、女性ホルモンはやがてほとんど出なくなります。
その時期に不定愁訴に見舞われるのは、自然の摂理でもありますから、致し方の内面がありますが、若い年代なら別です。
本来は適量が分泌されて、生理周期も安定し、健やかな毎日を送っているのが当然なのです。その年代の蓄積が、更年期以降にも影響します。