コンタクトレンズにまつわる病気”結膜炎”について

コンタクトレンズにまつわる病気”結膜炎”について

眼科医はコンタクトを使用しない

眼科の先生は、コンタクトを装着している人はほとんどいないという事をご存知ですか。
今までにお世話になった眼科の先生を思い出してみてください。めがね率が高くないですか。

眼科医はコンタクトレンズによる角膜炎や結膜炎を起こした患者さんを毎日のように診察しています。
そして目にまつわることは、誰よりも知っています。コンタクトにまつわることに対しても、専門家です。

そんな眼科医が、コンタクトを使用しないでめがねを使っているのはどうしてなのでしょうか。

コンタクトは高度医療機器の1つです。

若い女の子たちの間では、コンタクトはおしゃれ用品と言う感覚で装着している子が多いようです。ファッション雑誌にもコンタクトにまつわる記事が満載です。

ファンシーショップや雑貨屋さんでも、お小遣いの範囲でコンタクトが手に入ります。

しかし、コンタクトレンズはれっきとした高度医療機器で、おしゃれ用品ではありません。
度が入っていないレンズでも、カラーコンタクトでも同様です。

装着することに問題がないと、眼科医が判断しから購入するべき医療用具です。

コンタクトで結膜炎になって、目が真っ赤

目を大きく見せたいなどの目的でコンタクトを装着した高校生が、眼科に飛び込んでくることは日常茶飯事です。結膜炎や角膜潰瘍になる人もいます。
痛いのを我慢して装着を続けて、結膜炎や角膜炎から失明寸前になった人もいます。

雑貨店などで購入した商品の中には、粗悪品も少なくありません。

厚労省が調べたところ、17製品のうち10製品で成分が表面に露出していたり、角膜への露出も見られました。
結膜炎になっても不思議ではありません。

目に優しいコンタクトなどないのが真実

テレビのCMではよく、目に優しいコンタクトなどと言われていますが、実際は目に優しいコンタクトなど存在しません。

他の商品と比べると、少し目に優しいということなのでしょう。

コンタクトを装着すれば、必ず目は酸素不足になります。

目の角膜は、涙液によって酸素を取り入れて呼吸しています。角膜が覆われるかぎり、酸素不足になることは防ぎようがありません。

特に角膜より大きいサイズのソフトレンズは、ハードレンズよりも酸素不足になりやすいです。

医師の処方箋に基づいて購入しよう

コンタクトよりもめがねの方が目の健康のためにはベターなのですが、コンタクトを使用したい場合は、必ず眼科を受診しましょう。
目にまつわる異常はないかを調べてもらって、眼科医の処方に基づいた商品を購入してください。

また使用中に目の痛みなどの異常を感じた場合は、すぐに外して眼科医を受診しましょう。

コンタクト使用中、目にまつわる気がかりなことは何でも眼科で相談して、結膜炎や角膜炎を定期的にチェックしてもらうことが大切です。

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