はしかとは?
子供が生まれると、乳児健診や予防接種などをしながら成長をしていきます。乳児健診と並んでぜったいにやらなくてはならないものに、予防接種があります。
そのなかでも、はしかの予防接種は摂取時期もきめられていますし、医師からもきちんとうけるように指導される予防接種の1つです。
なぜ予防接種をすればいいかといえば、実際にその病気になるとかなり重い症状がでてしまいますが、予防接種をすることによって、病気に感染するリスクを減らすという意味があります。
はしかの症状とは?
とくに、はしかになってしまうと、重い症状がでます。
まずは発熱が起こります。発熱の時期は咳、鼻水や、結膜炎のような症状がでることもあります。
38度以上の高熱が数日続きます。
その間一時的に熱が下がる時期もありますが、また熱があがり、耳後部から発疹がでるとともに39度以上の熱が数日続きます。
このあと、口の中に湿疹がたくさんできてしまうこともあります。症状がでても10日から2週間くらいで治ることもありますが、重症になると肺炎や中耳炎、肺炎などになることもあります。
予防接種の回数について
このようなつらい状態にならないためにも予防接種をうける必要があります。ただ、1990年4月までは定期接種として、はしかの予防接種を2回うける機会があったので、空気中にウィルスがあったとしても感染はしかにならないように抗体ができているのですが、それ以降の人は1度しか受けていません。
そのためそれ以降に生まれた人については、ウィルスに対する体の免疫反応が薄くなってしまっているので、実際に感染してしまうリスクが高くなってしまいました。
実際、はしかウィルスは感染症の中でも、感染率のとても高い感染症といわれています。そのため簡単に空気感染してしますのです。
大人がはしかにかかるとどうなる?
大人がうつる場合は、とくに重症化しやすいという特徴があります。どのような症状かというと、40度くらいにもなる発熱が続いたり、口の中にも白い発疹がでるのは子供と同様ですが、中耳炎、肺炎、脳炎になってしまう確率が高いということと合併症をおこしやすいのです。
さらにはもっと重症化してしまうとしに至ることもあります。ですから1990年以降に生まれたという人は、ワクチンを二度受ける必要があります。
またそれ以前に生まれたという人でも、抗体が弱くなっている人はいます。ですから心配な場合は、内科を受診して医師と相談することが必要です。妊婦がなると特に危険なので、家族で予防接種をうけるなどの対策をとる必要があります。