現代社会は目を酷使しやすい社会でもあります。
特に日常的にパソコンやスマートフォンを使用していると眼精疲労が蓄積されます。
こうした時代の流れの中で多くの人が経験したことがあるのが目が乾く、目がかすむといった不快感です。
目の乾き・かすみの不快感の原因は?
このような時、多くの人は不快感を解消するために、眼精疲労を軽減するサプリを服用したり、目薬を使うなどの対処法をとるはずです。
しかし、サプリや目薬を差してもあまり効果が実感できない場合も少なくありません。
では、この不快感の原因はどこにあるのかというと、考えられる原因は2つあります。
結膜のたるみ
1つ目の原因は目のたるみです。
年をとると皮膚にたるみが起きることは多くの方が知っていると思いますが、あまり知られていないのが目の結膜のたるみです。
この結膜のたるみが起きていると、個人差はありますが目が乾く・かすむといった不快感を引き起こしてしまうことがあるのです。
結膜のたるみは医学的には結膜弛緩症と呼ばれており、治療が可能な症状ですので、なにをしても症状が改善されないような時には早めに眼科で診察を受けるようにしましょう。
目のシミ
次に2つ目の原因が目のシミです。
シミといえば紫外線によってできるものというイメージがあり、多くの人がシミ予防に日焼けクリームや美白化粧品などで紫外線対策を行っているはずです。
しかし、これだけ紫外線対策をしているにも関わらず、うっかり忘れてしまうのが目の保護です。
目は常に外部に晒されている部分ですので、本来であれば、皮膚と同様に紫外線対策をしなければいけないのですが、目にもシミができるということを知らないとそうした対策をすることができません。
そのため、紫外線のダメージが蓄積されていくと目のシミができて、目が乾く・かすむといった不快感を引き起こしてしまうのです。
そうならないための対処法は、皮膚同様の紫外線対策です。
目に入ってくる紫外線の量は、朝や夕方がもっとも多くなりますので、つばの広い帽子を被ったり、サングラスをかけて目に入る紫外線量を減らすようにしましょう。
まとめ
基本的に上記2つの原因は加齢によって起こってくるもので、60代以上の方であれば多かれ少なかれ、目のたるみやシミがあるはずです。
こうした目のたるみやシミが必ずしも目が乾く、目がかすむといった症状を引き起こすわけではありませんが、もしも、市販の目薬やサプリを使っても症状が改善されないような場合は、早めに眼科に行って調べてもらうことが重要です。