咳が止まらない!?原因と治療

咳が止まらない原因 その1

いつまでも咳が長引くときの主な原因には肺炎結核の可能性があります。

咳が止まらないときに注意が必要なのが感染症で特に65歳以上の人が肺炎を起こす原因で多いのが肺炎球菌という細菌です。

対策:肺炎球菌ワクチンを接種

肺炎球菌は鼻やのどに付着していることがありますが、気道を伝って肺にまで到達すると肺の中で菌が増えて肺炎を起こします。

初期だとせきや熱が出て風邪に似ていますが、免疫力が落ちていると死ぬこともあるので高齢者だと注意が必要です。
主な対策は歯磨きやうがいなどで口の中を清潔に保ち、65歳以上の人は肺炎球菌ワクチンを接種して重症になるのを防ぎます。

ワクチンは一度打つと5年間有効と言われいて、費用は1回8000円程度かかりますが65歳以上だと市区町村の補助が数千円出ます。

咳が止まらない原因 その2

次に咳が止まらない感染症が結核です。
現代でも日本人の2割が感染していると言われていて、結核菌の細菌感染が原因ですが感染しているだけだと身体に害はありません。

対策:結核菌を除去

免疫力が下がったときに発病して、症状は咳や微熱、たんなどで風邪に良く似ていて、進行はゆっくりで症状が出たり出なかったりします。

風邪のような症状を何度も繰り返して、悪化すると結核菌が増えて肺が壊れることで血が混じったたんが出て重症になると死に至ります。

治療は結核菌を除去する薬を半年間飲みつづけて、人にうつす危険があるときは2カ月から3ヶ月入院する必要がありますが治療費は公費で賄ってくれます。

咳がとならまい原因 その3

感染以外で咳がとまらないときはぜんそくがあります。
空気の通り道や気道が狭くなってぜーぜーのような呼吸音がする発作を起こします。

対策:吸入薬・吸入器

適切な治療をしないと気道の炎症が進んで更に狭くなって呼吸困難になって窒息死することもあります。
ぜんそくの治療は症状を抑え続けるしか方法がなく吸入薬を使用します。

発作を予防するための吸入器を定期的に使用し、発作を抑える吸入器は発作が出た時に使います。
薬の費用は自己負担3割で月に2000円から5000円ほどです。

せきぜんそくの状態のときに治療をするとぜんそくになるのを防ぐことも出来ます。
毎日気道の炎症を抑える吸入器を使うことで、早い段階で気道の炎症を抑えることが出来ればぜんそくに進行しないで食い止めることが出来ます。

肺炎や結核、ぜんそく以外の病気でも長引くせきが起きる原因は色々あります。
2週間以上続いたときは呼吸器内科を受診することがおすすめです。

風邪だと2週間以内に治まることが殆どですが、2週間以上続くときは風邪がこじれただけではないこともあるので呼吸器内科を受診した方がよいです。

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